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記事: サーフボードの壁掛け|ラックの型の選び方と、壁と下地、掛けたあとの注意点

室内の壁際に立てかけたサーフボードと、壁に飾ったサーフィンの写真

サーフボードの壁掛け|ラックの型の選び方と、壁と下地、掛けたあとの注意点

サーフボードの壁掛けは、板を横に寝かせて2点以上で支える型を選び、柱か下地のある壁に取り付けるのが基本です。 壁に穴を開けられない住まいなら、突っ張り式やスタンドで壁掛けに近い形を作れますし、インテリアとして見せたいなら、掛ける高さと窓からの距離を先に決めておくと失敗しません。

壁掛けは、床に立てかけるより場所を取らず、部屋の中で板がいちばん目に入る置き方でもあります。ただ、ラックを売っているページの多くは「どれを買うか」で終わっていて、掛けたあとに板に何が起きるかまでは書かれていません。この記事では、型の選び方から、壁と下地、見せ方、そして掛けたままにしたときの注意までを順に書いていきます。

壁掛けは「横に寝かせる」か「縦に立てる」か

サーフボードの壁掛けは、大きく分けると、板を横に寝かせて壁から出たアームに載せる形と、板を縦に立てて壁に沿わせる形の2つです。

横に寝かせる形は、壁に付けた一対のアームに板を1枚載せるものです。アームの強度を考えると、一対のアームに載せるのは1枚までにしておきましょう。板が何枚もあるなら、アームを一対ずつ高さを変えて取り付け、1段に1枚ずつ掛けていきます。板を2点で支えますので、荷重を分散しやすい置き方でもあります。

縦に立てる形は、テールを下の受けに載せ、上をフックやベルトで壁に留めるものです。床の面積をほとんど取りませんし、デッキやボトムの面が正面を向きますので、板のデザインを見せるディスプレイとして選ばれることが多いようです。その代わり、テールの一点に重さが集まりやすいので、受けの部分が柔らかい素材になっているかを確かめておきたいところです。

どちらが正しいということはなく、何枚掛けるのか、どの壁に掛けるのか、そして見せたいのか仕舞いたいのかで決まります。

ラックの型と、ショート・ロングでの向き不向き

横に寝かせるラックは、アームの形でいくつかの型に分かれます。

レンガの壁に、一対のアームで横に掛けたサーフボード
Photo by Chidambara Avudaiappan on Unsplash

まっすぐなアーム型

壁から水平に出た棒に板を載せる、いちばん単純な型です。アームの先が上がっていないぶん、板の出し入れはしやすいのですが、手で触れたときに板が手前に滑らないよう、アームにパッドが付いているものを選びましょう。

L字・J字型

アームの先が上に曲がっていて、板のレールを受け止める形になっています。板が手前に落ちにくいので、人が通る廊下の壁に掛ける場合や、段を分けて何枚か掛ける場合に向いています。ショートボードなら、このアームを一対、板の長さに合わせた間隔で取り付けて、そこに1枚を寝かせるのが一般的な使い方です。

V字型

アームの先がV字に開いていて、その開きの中に板を差し込んで受け止める型です。板が開きの中に収まりますので、手前に滑り落ちにくい形になっています。開きの幅は製品ごとに決まっていますから、自分の板の厚みが収まるかを確かめてから選びましょう。この型も、一対のアームに載せるのは1枚です。

板の長さで変わること

ショートボードなら、アームは2本で足ります。ロングボード(9フィート、約274cm)も2本で支えている人はいますが、ロングボードはショートボードと比べてかなり重いので、安全を考えるならアームを増やして支えることをお勧めします。アームそのものが重さに負けることより、心配なのはアームと壁の取り付け部分で、ビスやアンカーにかかる重さを分けるためにも、支える点を増やしておくと安心です。縦に立てる形は、ロングボードだと天井に届いてしまう部屋が多く、現実的には横に寝かせる形になります。

壁に立てかけて並べたロングボード
Photo by KC Welch on Unsplash

掛ける前に見る、壁と下地

壁掛けでいちばん確認が必要なのは、取り付ける壁の中身です。日本の住宅の室内の壁は、多くが石膏ボードでできていますので、表面にビスを打っただけでは、板の重さと、出し入れのたびにかかる力を支えきれないことがあります。

取り付けるなら、壁の裏にある柱や下地の位置を探し、そこにビスを効かせるのが基本です。下地が無い場所に付けたいときは、石膏ボード用のアンカーを使う方法もありますが、どこまで重さに耐えるかはアンカーとラックの組み合わせで変わりますので、両方のメーカーが示している耐荷重を確認してください。コンクリートの壁なら、専用の工具とアンカーが要ります。

ここで見落としやすいのが、板そのものの重さだけでなく、掛けたり外したりするときに手でかける力もラックにかかるということです。取り付けの強度には余裕を持たせておくと安心ですし、自信が無ければ、取り付けを業者に頼むのも一つの方法です。

穴を開けられない住まいでの選択肢

賃貸住宅では、壁に穴を開けること自体が契約で制限されていることがあります。どこまでが認められるかは物件ごとに違いますので、まず契約書か管理会社に確認してください。

穴を開けられない場合でも、壁掛けに近い形は作れます。

突っ張り式の支柱

床と天井のあいだで柱を突っ張り、その柱にアームを取り付ける方法です。壁に触れずに、横に寝かせる壁掛けとほぼ同じ形になります。天井と床がしっかりしていることが条件で、柔らかい床材や天井の薄い部分では沈んだりずれたりすることがありますので、設置する場所を選びましょう。

床置きのスタンド

床に置いて板を立てて支えるスタンドは、壁にも天井にも手を加えずに済みます。倒れる方向に家具や人の通り道が無い場所を選び、子どもやペットがいる家では、スタンドごと固定できるかも確かめておきたいところです。

賃貸でのほかの置き方は、サーフボードの保管方法の「賃貸で壁に穴を開けられない場合」でもまとめています。

インテリアとして見せるときの高さと並べ方

壁に掛けた板は、部屋のインテリアとしてもよく映えます。床に立てかけておくより部屋が片づいて見えますし、板の形やデザインを眺められるのも、壁に掛ける置き方ならではの楽しみです。

木の壁に縦に掛けて飾った2枚のサーフボード
Photo by Darien Attridge on Unsplash

見せ方を考えるときに先に決めたいのは高さです。目線より少し上に掛けると板の形がよく見えますが、あまり高くすると、海へ行くたびに脚立を出すことになってしまいます。乗る頻度の高い板ほど手の届く高さに、しばらく乗らない板や飾るための板を上に、と分けておくと、見せることと使うことが両立します。

何枚も掛ける場合は、アームを一対ずつ段を分けて取り付け、上下の板同士が触れない間隔を空けてください。上の板のフィンが下の板のデッキに当たらないよう、フィンを外すか、フィンを壁側に向けて掛けておくと安心です。

そして、見せる場所を選ぶときにひとつだけ気をつけたいのが窓です。

掛けたままにすると起きること

壁掛けは板を床から離しますので、立てかけるより傷みにくい置き方ですが、掛けっぱなしにしているあいだに起きることもあります。

窓からの日差しで変色する

窓の近くの壁に掛けると、時間帯によっては板に日が当たります。紫外線を長く浴びた板は、表面の樹脂が黄ばんでいきますし、カーテン越しでも日差しはある程度入ってしまいます。朝は日陰でも夕方には西日が差し込む壁もありますので、一日のうちどの時間にどこまで日が届くかを一度見てから、掛ける場所を決めましょう。

埃が積もる

横に寝かせて掛けた板は、上を向いた面に埃が積もっていきます。ワックスの残ったデッキは特に埃がつきやすく、そのまま次に海へ持って行けば、砂と一緒に板の表面をこすることになってしまいます。

アームとの接点が擦れる

板がアームに触れている場所は、出し入れのたびに同じところが擦れます。パッドが薄くなっていたり、硬い素材が直接当たっていたりすると、レールに跡が残ることがありますので、ときどき接点を見ておくと早めに気づけます。

落ちる

ビスが緩んだり、アンカーが抜けたりすれば、板は床に落ちてしまいます。掛けてから時間が経ったら、ラックにがたつきが出ていないかを手で触って確かめましょう。

ウェットスーツやリーシュまで含めて置き場所を考える

板を壁に掛けると、次に困るのが周りの道具です。ウェットスーツ、リーシュコード、ワックス、フィンを板の近くにまとめておけると、海へ行く支度が一か所で済みます。

ウェットスーツは濡れたまま板の下に吊るすと、水が垂れて板や床を濡らしてしまいますので、乾かしてから掛けるか、板とは別の場所で乾かしましょう。ワックスは夏の室内でも窓際に置けば柔らかくなりますから、日の当たらない引き出しや箱に入れておくと扱いやすくなります。

置き方の考え方全体はサーフボードの置き方に、屋外の壁に掛けるしかない場合の注意はサーフボードの屋外保管にまとめています。

まとめ

サーフボードの壁掛けは、横に寝かせて2点以上で支える型を選び、柱か下地のある壁に取り付けるのが基本です。穴を開けられない住まいなら、突っ張り式の支柱や床置きのスタンドで近い形を作れます。

見せるために掛けるなら、手の届く高さと、窓からの距離を先に決めておきましょう。そして掛けたあとも、日差し、埃、接点の擦れ、ラックのがたつきをときどき確かめておくと、壁に掛けた板を長くきれいに保てます。

Shignの場合

Shign の Journey Light は、ショートボード用のボードケース(ソフトカバー)です。

サーフボードケース Journey Light。芝生の上に並べたHemp IndigoとPremium Black、駐車場で車へ運ぶ場面、車内へ積み込む場面

Journey Light(Hemp Indigo / Premium Black)。生地は一枚の中で柄が移り変わるように織られているため、同じカラー・同じサイズでも一点ごとに柄の出方が違います。

壁のラックに掛けるとき、板にかぶせたまま掛けておけば、上を向いた面に埃が積もるのを防ぎ、アームとの接点でレールが直接擦れるのを減らせます。生地レベルで紫外線の劣化を抑える処理をしていますので、窓の光が届く部屋でも板を日焼けから守る役割があります(柄の面は長く直射日光に当てると色が焼けていきますので、掛ける場所は日陰をお勧めします)。

生地は70Dリップストップ・ポリエステル100%で丈夫です。リップストップ織りが引き裂きの広がりを抑え、裏面のアクリル樹脂加工によってワックスが染み込みにくい処理を施しています(ワックスの染み込みを完全に防ぐものではありません)。ファスナーのないスリップオン式で、重量は約450g。海へ行く日はラックから外してそのまま持ち出せます。

何よりもユニークなデザインが特徴です。和柄の麻をモチーフにした生地は、シンメトリーからアシンメトリーへ移り変わる大きな一枚として織られていて、そこから切り出すため一点ごとに柄の出方が違います。壁に掛けて見せる置き方なら、板と一緒にケースの柄も部屋のインテリアになります。人と同じものは選びたくない、という方にぴったりのサーフボードカバーです。

対応サイズはShort(〜6'4"/193cm)で、Mid・Longは計画中です。

→ Journey Light の製品ページ

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